GOLFZON

Golf etc.

ゴルフエトセトラ

ゴルフの歴史

「イギリスで誕生した紳士のスポーツ」はゴルフの通説であり、よく耳にするフレーズですが、
発祥についてはオランダやフランス、中国、古代ローマ帝国時代と様々な説が存在しています。

スコットランド説(イギリス)

羊飼いが足元の小石を杖で転がして遊んでいると、野うさぎの巣の中にコロコロと石が転がって入ってしまいました。仲間の羊飼いが集まってこの遊びを始めたことが、現在のゴルフの原型となったといわれています。

オランダ説

14世紀頃「コルペン(オランダ語 : kolven)」と呼ばれる、長い棒でボールを打ち、より少ない打数でポールにボールをぶつけた人が勝つというゲームが存在し、のちにスコットランドへと伝えられました。

フランス説

棒でボールを打ちより少ない打数で穴に入れることを競う「クロス」と呼ばれるゲームが、12世紀頃に流行っていたことが文献に書かれています。以降ベルギーに伝わり「コルベン」と呼ばれ、14世紀頃オランダへ伝わり「コルペン」へ→14世紀半ばにスコットランドの順で発展したという説です。

中国説

12世紀前半、北宋時代の貴族の間では「捶丸(ツイワン)」と呼ばれる球技が流行しました。これがゴルフの発祥とされる説もありますが、単にゴルフと似ているだけで、現在のゴルフとは無関係のものなのではないかという考察もあります。

古代ローマ帝国時代説

古代ローマ帝国時代には、先の曲がった棒のような物で、動物の皮で羽毛を包んで作った球を打って遊ぶ「paganica(パガニカ)」というゲームが存在し、このパガニカが、ローマ帝国の勢力拡大に伴ってヨーロッパ各地に広まったとされています。

ゴルフの楽しみ方

  • ゴルフ場でプレイ・自然の中で非日常を楽しむ

    ゴルフ場は日常の生活とはかけ離れた広大な自然の中に位置し、緑が鮮やかでリラックスができる空間です。

  • 道具(ゴルフクラブ)を選ぶ

    限られた予算の中で、自分好みの道具を選ぶのはとても楽しいものです。

  • 練習をする楽しみ

    思い切り飛ばし、狙った所に球が打てたときの達成感と爽快感は格別です。

  • スクールに通う楽しみ

    直接教えてもらえることで、上達が早くなることはもちろん、同じ練習生同士のコミュニケーションも生まれます。

  • 仲間ができる楽しみ

    一緒にプレーすると短時間で仲良くなり、新たな発見と親近感が湧くことが多々あります。コンペや競技などに出場すれば仲間が増え交流範囲が広まるでしょう。

  • ゴルフファッションの楽しみ

    ゴルフをプレーする以上は、身だしなみにも気を遣うのがマナー。また、ファッションアイテム数が多く自由に選べるゴルフならではの楽しみです。

  • ゴルフ旅行の楽しみ

    国内外にゴルフ場がある場所が多いので、ゴルフを旅行プランに組み込むこともでき、また食事や温泉なども楽しめます。

  • ゴルフ観戦をする楽しみ

    プロのトーナメントや、海外のメジャーな大会など、テレビで観るのも現場で観戦するのも楽しみになります

4大メジャー大会について

4月 マスターズ・トーナメント(Masters Tournament)
6月 全米オープン選手権(The U.S.A Open)、
7月 全英オープン選手権(The Open)、
8月 全米プロ選手権(USPGA Championship)
全英オープンが最も伝統があり1860年に開始。
次いで1895年開始の全米オープン、
1916年の全米プロゴルフ選手権、
1934年のマスターズ・トーナメントの順となります。

マスターズ・トーナメント

「マスターズ」の愛称で馴染みのある、シーズン最初の4月頃にアメリカ合衆国のジョージア州のナショナルコースにて開催されるゴルフ選手権です。世界のあまねく選手が参戦することから、「マスターズを制するものは世界を制す」と権威がある大会です。

コースが毎回同じである
観客のことを「ギャラリー」ではなく「パトロン」と呼ぶ
優勝者には生涯出場権が与えられる

有名なのはアメリカ出身のジャック・ニクラス選手。強者が集うマスターズの舞台で6回もの優勝をし、22回のトップ10入り記録を持ち、歴代最多の勝利をあげています。

全英オープン

イギリスにて毎年7月中旬頃に開催されるイギリスゴルフ協会主催のゴルフ選手権です。
150年以上の長い歴史を誇る、4大メジャーの中で最も権威ある大会とされ、全英オープンが開催された当時は唯一の選手権であったため、Britishという地名が
大会名に入らずに「The Open Championship 」や「The Open」と呼称されています。

全英オープンは毎回下記コースからの持ち回りで開催されます。
難易度や気象条件もそれぞれのコースで異なり、また悪天候の場合が多く
不可測な天気との勝負も見所となっています。
セント・アンドルーズ・リンクス
カーヌスティー・ゴルフリンクス
ロイヤル・トゥルーン・ゴルフクラブ
ロイヤル・バークデール・ゴルフクラブ
ロイヤル・リザム&セント・アンズ・ゴルフクラブ
ロイヤル・リヴァプール・ゴルフクラブ
ロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ
ロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ

ハリー・バートン選手が1896年、1898年、1899年、1903年、1911年、1914年の大会で6回もの優勝を果たしており、この優勝記録も更新されておりません。
タイガー・ウッズ選手も2005年と翌年の2006年で連覇しています。

全米オープン

毎年6月中旬頃に開催される世界最高額のゴルフトーナメントです。
コースの難易度は4大メジャー大会の中で最も難しいとされ、
力のある選手でも手こずる難度高いコースが、
毎回ヒートアップした戦いを展開して、見応えのある選手権となっています。

ウィリー・アンダーソン、ボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガン、ジャック・ニクラスの4名の選手が、全米オープンを計4回優勝しています。
ウィリー・アンダーソン選手に関しては、1903~1905年の3年間連続の連覇を遂げており、連続優勝記録は未だに更新されていません。

近年ではタイガー・ウッズ選手が、2000年の大会で2位と15打差をつけて
圧倒的な成績で大会を制しています。

全米プロ選手権

PGA選手権とも呼ばれ、開始時は、各ホール毎の勝敗を競うマッチプレー方式でしたが、1958年以降はストロークプレー方式のトーナメントに変更されましたが、
プレーオフに関しましては、3ホールのストロークプレーで行われます。

2019年は世界ランキングベストコースに入り、難易度が高いと名高いコース「ベスページ・ブラック」が戦いの舞台となりました。

優勝選手には5年間のPGAツアーシード権が与えられており、
タイガー・ウッズ選手はこの大会で4回の優勝をしておりますが、
ウォルター・へーガン選手やジャック・ニクラウス選手もそれぞれ5回の優勝を遂げており、
最多優勝回数として記録をまだ塗り替えられていません。

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