目指せ一発脱出!バンカーショットの打ち方や練習方法とは?
ラウンド中では様々な状況がある中で最も起こり得るのは「バンカー」。そして、バンカーショット苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?
バンカーは正しいショットが出来ていない事でミスショットが起こりがち。
ジャック・バークという人物が「バンカーショットは、最もやさしいショットなぜならボールを打たなくていいのだから」という言葉を残しました。
意外かもしれませんが、バンカーショットはしっかり打ち方さえ分かってしまえば誰でも上達することが可能なんです。
そこで本記事ではバンカーショットのポイントを見ていくとともに、通常のショットとの違いについて詳しく見ていきましょう。
1バンカーショットが苦手な人がやってしまいがちなこと
1-1 ミスショットをしてしまう原因
ミスショットに繋がる大きな理由として、以下2点が挙げられます。
- フェーズが開いている
- ボールを直接打っている
バンカーショットでは「フェーズを開く」ことをポイントに挙げられているのをよく見聞きするのではないでしょうか。
間違いではありませんが正確には、多くは直接ボールを打つに適したアドレスとなっていて、結果バンカーショットに適さないショットとなる可能性が高くなってしまうという言い方が適切です。
つまりバンカーショットでは直接ボールを打ってはいけないということなんです。
1-2 エクスプロージョンは必ずしも必要ではない
バンカーショットでは「エクスプロージョンショット」という言葉を良く見聞きします。
「エクスプロージョン」とは文字通り爆発を意味し、砂を爆発させるようにショットを行うものを指します。
プロゴルファーのバンカーショットで、砂がキレイに飛び散るショットを思い浮かべればイメージしやすいのではないでしょうか。
ただこのショットは特にグリーン周りのバンカーからのショットを打つ場合、正確にボールを狙いたい時に使用すると効果的があります。
バンカーショットで必ず意識しなくてはいけないショットではありません。
砂を薄く切るこのショットに拘ることで、基本のバンカーショットではない動きに繋がり、よりミスショットを生むリスクがあるので無闇に行うのは避けた方が無難です。
2 バンカーショットのポイント
バンカーショットではボールを直接打つのではなく手前の砂にクラブヘッドを入れ、砂ごとボールを飛ばす事が大切なポイントです。
まずバンカーだからと特別な打ち方を意識するのではなく、通常のアプローチのフェーズを開かずに構えます。
サンドウェッジ(SW)は、元々ロフト角(クラブフェースの傾き)が大きいため、意識的に拡げる(大きくする)必要はありません。
ロフト角が大きくなると飛距離が落ち、その分飛ばそうとする事で上から打ち込んでしまいがちになってしまいます。
ボールの手前にショットを入れることがポイントのバンカーショットでは、クラブのソールを滑らせながら”払い打ち”をすれば上手くいくでしょう。
そのためには、グリップをボールより左側(ターゲット方向)に倒して構え、その形でインパクトする「ハンドファースト」は、クラブヘッドが砂に刺さりやすくなるため避けた方が無難です。
次にスイングの円運動を綺麗に行うため、首の付け根あたりから真下にボールを置き、重心を膝を曲げて位置を下げます。
通常ではヘッドを動かしやすい爪先重心ですがバンカーショット時は、踵に体重を置く踵重心にします。そうすることでよりスムーズなヘッドの円運動に繋がります。
最後にショットの際は、支点がブレないよう体重移動せずに首の付け根に支点を作って円運動で振りましょう。
こららのポイントを踏まえバンカーショットにチャレンジしてみましょう。
3 おすすめの練習方法
少し意外かもしれませんがバンカーショットの練習方法は、必ずしも砂がある必要はありません。
例えば自宅で行う場合、タオルがあれば簡単にバンカーショットの練習ができます。
まずスポーツタオルなど厚手のものを4つ折りなどにし、その上にボールを置きます。そしてタオルを飛ばさないように、フェース向きなどを意識し、直接ボール打たず手前を狙いましょう。
またバンカー練習場が無いゴルフ練習場では、ティを高くしてボールをセットし、上記で紹介した内容を意識しショットするだけです。
実際の練習場ではボールがフワッと浮く感覚と、ボールを綺麗に捉えられているかを目視で判断できるため分かりやすいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は苦手意識を持っている人が多いバンカーショットについてご紹介してきました。
バンカーショットのポイントは至ってシンプル。逆に言うと、シンプルだからこそ、そのポイントを掴めれば簡単に克服できるチャンスが大きいとも言えるのではないでしょうか。
ぜひご自身にあった克服方法を試してみてくださいね。