【もしもの時に備えて】ゴルフクラブ修理に関するポイントをご紹介
頻繁に練習やラウンドを楽しんでいると、ゴルフクラブが消耗していくのはしかたのないことです。
長年使っているとクラブのヘッドが凹んでしまったり、シャフトが曲がってしまうなど…誰にも起きる可能性があります。
高額に設定されている場合が多いゴルフクラブ。
ちょっとした傷は受け入れられるでしょうが、愛用していたクラブが壊れてしまったらショックは大きいですよね。
ただし安心してください。クラブは状態によって修理が可能です。
ポイントを知っておけば破損という緊急事態が起きても冷静に対応できるでしょう。
本記事ではゴルフクラブを修理する際のポイントについて詳しく解説していきます。ぜひご参考ください。
1 どこまでの破損が修理可能?
破損してしまったゴルフクラブ。どのような状態まで対応可能なのでしょうか?
対応する店舗などによって異なりますが、代表的な例を見ていきましょう。
1-1 グリップ交換
グリップ交換は自宅でも可能ですが専門店で対応してもらうことも可能です。
グリップは時間や使用期間が経過するにつれ手からの脂汚れなどが原因で劣化していきます。
劣化が進むとつるつる滑るグリップになってしまい、弾道が乱雑になるだけでなく、グリップを握りしめた手に力が入り過ぎてしまうことでスイングにも悪い影響を及ぼしてしまいます。
【グリップの交換方法についてはこちらから!】
ご自宅でもできる!グリップを交換をしたらスコアアップできる?!
1-2 シャフトやヘッドの交換
強く地面を打ち込んでしまったりするとシャフトが曲がってしまったり、最悪折れてしまうなんてことも。
さらにボールの打ち所が悪いとヘッドが凹んだり、ヘッドがシャフトから外れてしまうことも起きてしまいます。
そんな状況になっても、修理可能な店舗ではシャフトやヘッドを交換してくれるんです。
またシャフトが折れてしまったりヘッドが外れてしまったら修理は勿論ですが、キズが入った場合もシャフトがいつ折れてしまうかわからないので、安全面の観点からも早めの交換をおすすめします。
そしてシャフトやヘッドの交換は、破損した場合のみ行う必要はありません。
現在ご使用のクラブで弾道の方向性が安定しない、ダフリやトップが出る、また飛距離が伸びないといったお悩みをお持ちの方は、実はシャフトやヘッドが合っていないのかもしれません。
このような場合、ご自身にあったシャフトやヘッドを見つけてくれる「フィッティング」を修理対応してくれる店舗で対応してくれる場合があります。
さらにアイアンの適正なライ角を診断して調整してくれるので、合わせて利用してみてはいかがでしょうか。
2 ゴルフクラブの修理価格の相場はどのくらい?
高額なものもあるゴルフクラブの修理費用について高いイメージをもっていませんか?
もちろん店舗や修理内容、そしてクラブメーカーによって変動しますが目安としては3千円~2万5千円程度が相場です。
例えばシャフトを変える場合はシャフト本体と交換費用が発生します。
本体価格は別として、シャフトを新しく変えるリシャフトは3千円程度。
また修理により細かな微調整が発生し、その内容によって2千円程度の差が出てきます。
シャフト本体の価格はクラブによって変わり、ドライバー用のシャフトなら各シャフトメーカーから様々な種類が販売されていますが、1本3万円〜6万円程度。
フェアウェイウッド用のシャフトはドライバーと比べると少し安くなり、1本2万〜3万円くらいが相場です。
クラブ毎で様々なシャフトがあるため破損で交換することになった場合、良い機会と捉え「フィッティング」を行いご自身にあったシャフトを見つけてみると良いでしょう。
3 どこで修理したらよい?
実際に修理を依頼するにはどこにすれば良いのでしょうか?
まずクラブの保証期間内なら、購入したメーカーで無償修理対応してくれます。
そのため一度、保証期間を確認すると良いでしょう。
保証期間が過ぎてしまっている場合は、修理可能なゴルフクラブ量販店やクラブの修理工房で対応が可能です。
これらはWEBサイトで検索可能なので、予め自宅に近いエリアにそういった店舗があるかを確認しておくと良いでしょう。
4 ゴルフクラブの修理方法としてゴルフ保険を活用する?
ゴルフクラブの修理費用といったイレギュラーな出費を抑えたい場合は「ゴルファー保険」がおすすめ。
「ゴルファー保険」は「人にボールをぶつけて怪我を負わせてしまった時」や「ゴルフ場の財物を壊してしまった時」に有効な保険です。
この保険の中で「携行品・用品損害保険金」という項目があり、ゴルフ場もしくはゴルフ練習場の敷地内において「ゴルフ用品の盗難」や「ゴルフクラブの破損または曲損」が発生した際、損害保険金が支払われます。
具体的な請求までの流れの例(保険内容や保険会社で異なります)
- ゴルフ場ならまずプレー終了後にキャディさんと一緒にフロントに行ってその時の状況を説明。
- フロントで渡された用紙に必要事項を記入して事故証明書を発行してもらう。
- 速やかに保険会社に連絡。
- 状況についてヒアリングを受けた後に請求についての案内が送付。
※保険会社よっては「修理見積書」や「全損見積書」の提出を求められる事があります。 - 専門ショップに破損したクラブの現物を持参し年式や型番から見積もりを算出してもらい、請求書を記入し保険会社へ返送。
- 約1週間後に指定口座に保険金が振り込まれる。
もしもの時にスムーズに保険申請が出来るよう、まだ内容を確認していない方は確認しておきましょう。
未加入でどんな保険を選べば良いか悩んでいる方は「保証期間」を軸に選ぶのがおすすめ。
ゴルフを楽しむ頻度が週で何日くらいかまた月で何日くらいかで、保険期間を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
繊細に出来ているゴルフクラブが破損することは珍しいことではありません。
また熱心に練習やラウンドをしている方こそ壊れてしまう可能性が高いでしょう。
こういった緊急事態に対して、予めどういった対応内容があるのかを知っておくことで、いざ発生した場合でも、落ち着いて対応出来ます。
もしもの時に備えて、ご紹介した対応内容や費用などを把握しておけば、安心して日々のゴルフライフを楽しめるでしょう。