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ゴルフと野球打ちのスイングの違いと共通点とは? 飛距離を伸ばせる秘訣をご紹介

野球経験者の方がゴルフを始める際、「ボールが止まっているから簡単!」というイメージを持つ場合が多いかもしれません。

そして実際にショットすると、ほとんどスライスしてしまい真っすぐ飛ばすことが難しいと感じるでしょう。

この原因はいわゆる「野球打ち」のスイングにあります。

大まかに見れば同じスイングですが、共通点があるものの両者には大きな違いがあることに気づかずに、スイングをしてしまっています。

そして実は、野球経験者でなくても無意識に「野球打ち」のスイングをしてしまっている方が多いんです。

今回、その違いや共通部分をご紹介します。

相違内容を知ることで、飛距離を伸ばせスコアアップに繋がりますので、ぜひご覧ください。

1 野球経験者に多い?!「野球打ち」とは?

実際に「野球打ち」とは、どのようなスイングなのでしょうか?

それは、振り遅れたスイングのこと。

そもそも野球におけるスイングの特徴は、「前でさばく」という点です。

野球とゴルフの違いは、向こうから飛んでくるボールを打ち返すこと。

勢いよく飛んでくるボールに負けないよう、両わきを締めて固めながら、身体の正面よりも“前”でボールを受け止めて打ち返す必要があります。

効率的にボールを打ち返すには、バットのグリップエンドをボールに向けて振りながら、そこを支点にテコの原理で手首を返して、身体の“前”でインパクトさせます。

そしてゴルフは止まっているボールを、自身の身体の動きやスウィングで大きなエネルギーを発生させ、より遠くに飛ばすスポーツ。

特に腕の筋肉は身体の正面にある時に、最大限の力を発揮し、またクラブシャフトの「しなり」を最適なタイミングで活用できます。

野球経験者が、この違いを意識せずにスイングを行うと身体もフェースも開いた状態でインパクトを迎えてしまいます。

この状態では手元が先行してクラブヘッドが遅れている、いわゆる「振り遅れ」のため、ボールがスライスしてしまうことに。

そしてこの振り遅れは、多くのアマチュアゴルファーに見られます。

そのため野球経験の有無に関わらず、「野球打ち」によるミスショットを引き起こしてしまうのです。

2 野球打ちのデメリットとは?(直した方が良い理由)

野球打ちになってしまっている方は、ぜひスイングを見直しましょう。

野球経験者はスイング自体に慣れているため、飛距離を伸ばせるかもしれません。

ただ上述の通り、振り遅れている野球打ちはスライスといったミスショットに繋がり、ボールは大きく右側に曲がってしまうでしょう。

ゴルフは多様なコース形態を考慮し、いかに少ない打球数で纏めるかがポイントのスポーツのため、ボールを自分の狙った場所にどれだけ運べるかが重要になります。

そのため、スキルアップには右に曲がってしまう野球打ちを修正し、ボールを真っすぐ飛ばせるショットを習得する必要があるのです。

3 野球打ちになってしまうときに、気をつけたいポイント

野球打ちを修正する際に、気を付けるべきポイントをご紹介します。

野球打ちでお悩みの方は、これらポイントをご参考頂き、修正してみてください。

3-1身体を開かない

野球打ちは振り遅れです。

そのため振り遅れないようにするには身体を開かないことが、野球打ちを改善するためには、最も重要なポイントになります。

そもそもアドレスで作った前傾姿勢をキープしたままインパクトを迎えるのが理想です。

野球打ちの人はどうしても上体が起き上がってしまいがち。

肩は背骨と、そして腰は地面と水平に回転させることで前傾姿勢をキープさせられます。

3-2リストターンを行う

上述の通り、野球とゴルフではインパクトの位置が異なります。

そのため野球では、身体の正面で手首が返っていなくとも、ボールを打ち返せます。

ただゴルフでは身体の正面のボールをインパクトさせるタイミングで、しっかりと手首が返っており、フェースがスクエアになっていないと、真っ直ぐ飛ばすことができません。

そのため、しっかりとリストターンを行うことを意識しましょう。

3-3重心移動に注意

野球では速いボールを打ち返すために、右バッターの場合は右に体重を掛けてから左に大きく移動させます。

多くのバッターは、このようにインパクト時には右足に重心を置いて、踏ん張ることでより遠くにボールを飛ばすのです。

一方ゴルフでは、右足に重心が残ったままだと右肩が下がってしまい、アッパーブローの軌道になってしまいます。

これでは、ヘッドの最下点が理想位置より手前になってしまうので、トップやダフッたりといったミスショットに繋がることに。

ゴルフで上手くショットするには、スムーズな重心移動を行うことが理想なのです。

身体に野球打ちが馴染んでいる場合、その癖を抜くのは難しく感じるかもしれません。

ただ上記のようなポイントを意識して素振りをくり返すだけでも、次第に体に馴染んでいくので、根気強く続けてみてください。

4 ただ野球打ちとゴルフスイングには共通点もある!

今までご紹介してきたようにスキルアップの妨げになる違いが、両者のスイングには存在します。

ただ実は共通点もいくつかあるんです。

それは切り返しの動き。

つまり、野球、ゴルフのいずれでも切り返しでは、下半身リードでスイングすることが共通点なんです。

ゴルフにおいて理想的な切り返しは、下半身から動き始めること。

下半身主導で動けないと、アウトサイドイン軌道になるため、左へのひっかけが多くなってしまいます。

そして上手く切り返しの動きが出来ると、自然とクラブフェースを閉じられボールの打ち出し方向が良くなるに加えて、効率的に力をボールに伝えることができるため、飛距離を伸ばせます。

一方で野球の場合、飛んでくるボールに合わせて、身体をインパクトと逆方法に少し動かします。

上半身と下半身が逆に動くことで切り返しの「間」が生まれ、大きな力をボールに伝えられるようになります。

そして、ボールにインパクトさせる動きを開始させる際に左足を踏み込みますが、これはまさに下半身からダウンスイングした動きです。

このような動きはゴルフを始めたばかりだとなかなか出来ません。

ゴルフスイングの一番の肝とも言える動きが、野球経験者は自然と染みついている場合が多いため、ゴルフを始める際はぜひこの動きに着目し、スイングしてみてください。

5ゴルフシミュレーターでスイングをチェック!

野球打ちでお悩みの方は、ゴルフゾンのゴルフシミュレーター「GDR」がオススメ。

前方、背面に設置された高速カメラはスイングの動きを動画で録画し、動画データとして保存されます。

しかも動画データに対して線が描けるため、最適な腕や腰の動きが実現出来ているかといった確認が容易に可能。

またこの動画データはモバイルでも閲覧できるため、スイングチェックをちょっとした移動中の時間などでも行えるので、時間を効率的に使えますよね。

しかも「GDR」に実装されている「ドライビングレンジモード」はロングレンジのため、どれだけボールを飛ばしても、着弾までしっかり確認できます。

そのため、野球打ちにより右に曲がってしまう弾道を最後までチェックできるのは、スイング改善には有効です。

ぜひこれら機能を活用し、野球打ちの改善に活用してみてください。

まとめ

野球経験者の方がゴルフを始めるケースが多く、スイングするという点では共通点があるため、一見するとゴルフが容易に思えるかもしれません。

事実、野球経験者はゴルフの上達が早い傾向にあります。

ただ野球とゴルフのスイングの違いを理解せずにクラブを振ることで、スキルアップが伸び悩んでしまうでしょう。

上述のポイントを踏まえて、確実かつ短期間でのスキルアップを目指し、より充実したゴルフライフを楽しんでください。