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初心者上級者問わず、活用をしたいクラブフィッティングについて

ゴルフクラブには様々な特徴があり、それに合ったヘッドスピードやスイングタイプがあります。

練習を重ね、クラブに合ったスイングを習得することが大切と言われますが、逆に「お客様のスイングにクラブを合わせる」ことでもお悩みが解決することもあります。

ゴルフを楽しむ上で外せないのが、フィッティングです。

フィッティングをする事によって、ご自身に合ったクラブを選ぶことができるので、早く上達が見込めます。

各ショップや施設などで、しっかりとした商品知識とフィッティング技術を持った専門のスタッフがいるところも多く、プレーヤーひとりひとりのお悩みによって、クラブ選びをしっかりサポートしてくれるので活用しない手はありません。

この記事では、フィッティングを行なって、ご自分だけの最高の一本を見つけるためのメソッドを解説して参ります。

1 なぜゴルフフィッティングが必要?

ゴルフクラブは、プレーヤーそれぞれに合ったクラブを使うことで、楽しくプレーができ、加えてスコアに期待ができてきます。

試打して球筋だけをみてのみだけですと、ご自分にあったクラブのスペックは決められません。

弾道測定器などの解析環境があるショップやインドア練習場などで、専門のフィッターに診断を受けてみてはいかがですか。

フィッティングは、上級者がするものと考えていらっしゃるかたも多いですが、初心者こそぜひ行うべきと考えます。

理由としては、早期の上達につながるからです。

ゴルフは道具をいかに上手に使うかがポイントであり、道具の影響を受けるスポーツともいえ、ゴルファーのレベルや基礎体力、体型に合わせて、クラブ重量やシャフトフレックスは変わってきます。

誤差の少ないヘッド、シャフト、グリップを厳選し、自身の体格や体力に合わせてセッティングすることで、今の貴方にぴったりのクラブを作り上げることも可能。

合わないクラブでは、上達の妨げになるのと同時に、スイングや体に負担をかけてしまうので、お使いのクラブの診断を行ったうえで、適したスペックを提案してもらうことが重要なのです。

2 フィッティングの流れ

フィッティングでは、スイング診断を行うことで、得られたデータを基にして行われることが多く、
主にヘッドとシャフトの持つ特徴を照らし合わせて、ご自身のスイングタイプに合った最適な組み合わせを提案してもらえます。

カウンセリング&ヒアリング
現在の平均スコアやお悩みなど、ゴルフ状況について詳しくお聞きします。

身体測定
身長、手首から床までの長さを測定。フィッティング時の基準となるクラブの長さとライ角を決定。

ウオーミングアップ&スイング計測
軽くストレッチするなど、体を温めてからスイング計測を行いましょう。
そして3球程度を打っていただくことで、計測数値を導き出すことができます。
※マイクラブを持参することで、より普段に近いスイング特徴が計測できるのでお勧めです。

スイング特徴の説明
解析アプリケーションにより、インパクト条件(アタック角度、フェース角度、打点)、スイング状態(軌道差、しなり戻り、フェースローテーション)を計測し、スイングの特徴を説明。

弾道を測定することで、最適なモデルをより正確に導き出すことができるので、セッティングの完成に近づきます。

クラブ(ヘッド×シャフト)の提案
計測データから導かれた組み合わせから、『最大飛距離』になるクラブ(ヘッド×シャフト)を提案してもらえます。

3 事前に知っておきたいフィッティングの注意点

高機能な弾道測定器を使用してフィッティングに力を入れるショップが増え、室内でも高精度な弾道シミュレーションや弾道データやヘッド軌道が解析できます。

実際に打って、計測データを確認してクラブを選ぶという流れから、納得感があることで、
フィッティングや対面販売の強化がされてきているのが現状です。

ここで、フィッティングを行う際に、気をつけておきたい3点を紹介いたします。

1 飛距離に偏重してしまいがち

飛距離偏重のクラブ選びになってしまうことです。
計測器に多様な情報が出ることで、飛距離に着眼してしまい、最も飛んだクラブが良いクラブと決めつけてしまいます。

計測器の出方として、低スピン弾道のほうが飛距離が出やすくなってしまい、コースでは想定ほどランが出せなかったりします。

低スピン弾道だと、フォローの風でスピードダウンも想定されるので、試打の環境において計測上飛ぶクラブとされたものが、様々な条件で常時パフォーマンスが出せないということも頭に入れておきましょう。

2 スペックが高いものを勧められがち

ハードスペックなクラブを勧められて選んでしまうことです。

また、よりハードなスペックを勧められると喜んでしまうというゴルファー心理もありますが、シャフトが硬いことで追随性が上がるので、硬めのものをフィッターが選ぶことも多いようです。

ある程度の腕前になると、フルスウィングだけでなく、巧みなクラブコントロールが必要なので、過度なハードスペックは実戦的ではないので、スイングをスランプしてしまう恐れも。

3「ミスはノーカン」にしがち

ミスショットをカウントしないフィッターが多いことです。

何回かショットをして、良かったデータを残し、悪いショットは削除し、クラブ選びに入れないこともあります。

このミスショットこそ、ラウンドしていると実際に出てしまうもの。

たまに会心のショットが打てても、荒れた弾道が多く出てしまうクラブではスコアメイクになりません。

大きなミスショットが出にくいクラブを選ぶことがスコアメイクにつながります。

4 ゴルフシミュレターで普段から自身のクラブの数値を把握

ゴルフシミュレーターには、各番手の反復練習ができる「フィールド練習モード」や、
成功率から苦手なショットを可視化できる「テスト形式のラウンドモード」など、多様なモードが備わっています。

最適なものを選び練習を行うことで、その日のショットの分析をアプリで確認することができます。
その分析数値を把握しておくことで、フィッティングを行う際の目安になることから、シミュレーターを使用してからのフィッティングがお勧めです。

まとめ

いかがでしたか、

人それぞれに様々な楽しみ方や喜びがあるゴルフ。

初心者の方はもちろん、100切りを目指している方、長距離ヒッターの方でも、もっと正確に飛ばしたい方様々ですが、ゴルファーの共通の想いとして、スコアが減ったときはとてもうれしいはず。

スコアメイクを目指して、ご自身に合った納得のいくクラブを見つける際に、フィッティングを利用しない手はありません。
ご自身の信頼できるクラブを手にすることで、不安がなくなり、高い目標に挑戦しようという意欲に、普段の練習やレッスンが充実し、コースラウンドにも自信を持てます。

好スコアという喜ばしい結果にぜひつなげてくださいね!