トリッキーと呼ばれる山岳コースの攻略方法をご紹介!
多くのゴルフ場は元々の地形や自然をできるだけ活かした上で設計されています。
山間や林、川辺といった自然環境が舞台にされおりその特徴は様々。
特に日本は国土面積が狭く山岳地帯も多いことから、ゴルフ場の立地条件によってコースの性質や難易度も大きく変わってきます。
本記事ではその中で難易度が高いとされる「トリッキー」と言われるコースをご紹介します。
これからトリッキーコースを体験する方やそしてこれまで苦しめられてきた方も、コースの特徴や攻略方法が分かると楽しくラウンドできるようになるかもしれませんよ。
1 ゴルフにおけるトリッキーとは?
1-1 トリッキーとはどんなコース?
そもそも「トリッキー」という名称の発端は、たくらみや手品などの複数の意味を持つ英語の「trick」の形容詞です。
ゴルフにおける「トリッキー」では「難しい」や「扱いにくい」コースを指し、山岳地に作られたコースが該当することが多いです。
これらは「山岳コース」と呼ばれ、山間を切り拓いた高所の土地に作られており国土の狭い日本独特のコースと言われています。
1-2 トリッキー(山岳コース)の特徴
「山岳コース」の特徴で挙げられるのは、フェアウェイの幅が狭いホールやヤード数が短いコースがある点です。
山間部のため当然、激しい高低差や急なドックレックコース、さらに左右のアンジュレーションの特徴から、距離の判断に微妙な狂いが出てくることも。
またティーイングエリアが崖など高い位置にあり、打ち下ろすようなホールやピンフラッグも見えないほどの打ち上げなくてはいけないホールなど…まさにトリッキーなコースが多数あります。
そして狭いフェアウェイは山間に挟まれているので、左右からプレッシャーを感じるなど慣れていない方にとって難易度がとても高く感じるコースなのです。
2 トリッキーなコースを攻略するには…
前述した通り「山岳コース」の特異性は、慣れていない方にとって非常に高いハードルとなるでしょう。
コース攻略の最も重要なポイントは「傾斜への対応」。
高低差や左右のアンジュレーションが強い特徴があり、セカンドショットからは傾斜地でショットする可能性が高くなるため、あらゆる種類の傾斜からのショットの正確性が求められます。
そのため「山岳コース」で有利にラウンドを進めるために、様々な傾斜でショットする際におさえるべきポイントをご紹介します。
2-1 つま先上がり
英語でBall Above Feetと表現される「つま先上がり」は、いつもよりゴルフボールが高い位置にある状態のことを指します。
これは極端に高くティーアップしたボールをショットする状況といえばイメージしやすいかもしれませんね。
つま先上がりの状態ではボールが体に近いためクラブを短く持つ必要があります。
そしてボールが高い位置にあるためライ角の影響でフェースは左を向きます。
対策としては、真っすぐに打ち出したい場合にわずかにオープンスタンスで構えて調整するとよいでしょう。
一方でライなりに左方向へ打ち出す場合にはクローズスタンスに構えるなど、狙うべき方向によってスタンスを変える必要があります。
2-2 つま先下がり
つま先上がりとは反対にいつもよりボールの位置が低くなるのが「つま先下り」。
低い位置のため、アドレス時にはボール位置に合わせるように両膝を曲げるかもしくは腰を低く構える必要があります。
また低い位置のボールに合わせるため、セットアップしたクラブフェースが自然と右を向き、スライス回転が掛かりやすくなってしまいます。
そのため、少し左を向いてオープンスタンスで調整するか、わずかにクローズスタンスで構えて打ち出す方向を調整しましょう。
スイング時には膝の角度は変えないように意識するのもポイント。
膝を曲げているためフラット時のようなフルスイングは行い辛いですが、コンパクトなスイングを意識しましょう。
2-3 左足上がり
傾斜のなかで、初心者の方は比較的打ちやすいとされている「左足上がり」。
これは傾斜の特性上、クラブが下から入ってもミスショットになり辛いためです。
ただ油断するとすぐ、トップしてしまうで注意が必要です。
「左足上がり」の場合、斜面に対して垂直なるように構えるのがポイント。
その姿勢をキープしてスイングすることで打ったボールは自然と上げることができるのです。
「左足上がり」からショットする場合、クラブのロフトが寝てしまうと距離が出辛くなることも…。
普段使用するクラブより一つ大きい番手を選択するのがおすすめです。
2-4 左足下がり
傾斜が右足上がりの場合、通常の距離感でクラブを選ぶと、コースを突き抜けたりグリーンオーバーするなど大叩きしてしまうことも…。
左足下りではゴルフクラブのロフトが立っているのがポイント。そのため1つ小さめの番手を選択することがおすすめです。
またボールの右側の地面が高く左側の地面が低いので、斜面なりに打つためにはオープンスタンスに構えると良いでしょう。
こと時すくい打ちをしてしまうとボールの右側の高い地面にクラブがぶつかり、ダフリのミスになってしまいます。
すくい打ちを防ぐために、スイングはインサイドアウト軌道でダウンブローを心がけるのがポイントです。
3 傾斜の練習にはゴルフシミュレーターが便利!
「山岳コース」での傾斜ショットを攻略するには、ゴルフゾンのゴルフシミュレーターがおすすめ。
有料オプションにある「スイングプレート」は、画面のアンジュレーションにそって足元が様々な角度に動きます。
つま先上がり・つま先下がりなど、あらゆる傾斜をインドアで体験することが出来るんです。
そして練習に最適化された「GDR」にある「フィールド練習」機能は、実在のコースで各番手の反復練習が可能。
その中でニアピンはボール位置を自由に選択できるんです。
そのため、コース上で特定のアンジュレーションにボールを設置し、同じシチュエーション
で繰り返しショット練習し克服しましょう。
GOLFZONが体験できる店舗/施設
ゴルフシミュレーター「GDR」について
まとめ
今回はトリッキーと呼ばれる「山岳コース」についてご紹介してきました。
ゴルフは自然の特性を生かした状況で行うスポーツ。
開放的な気分でプレーができる魅力がある一方で、コースの難易度が増し苦戦するゴルファーも多いのではないでしょうか。
ただトリッキーコースの注意点を理解すればもっと楽しくラウンドできるでしょう。
コースに存在するアンジュレーションのパターンを把握し、状況に合わせてショットできればスコアアップに繋がります。
ぜひ参考にしてトリッキーコースを楽しんでくださいね。