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レンジボールとラウンドボールは何がどう違うの?

打ちっ放しなどで練習していると、なんだかラウンドよりも打った感覚や飛距離が違うな…なんて感じることはありませんか?

さらにゴルフ練習場で打つと、いつもよりもボールが上がらないと悩む初心者ゴルファーもいるでしょう。

ラウンド用の様々なモデルのゴルフボールがあるように、実は練習場にも専用の「レンジボール」と呼ばれるゴルフボールがあるのです。

今回はそんな、練習場にあるレンジボールについて特徴やラウンド用のゴルフボールとの違いご紹介していきます。

1 レンジボールとは

打ちっ放しをはじめとしたゴルフ練習場で使用されるゴルフボールのことを「レンジボール 」と言います。

なぜ「レンジ」なのかというと、英語の「Driving Range(打ちっ放し練習場)」が由来。練習のために開発されたボールなので「レンジボール」と呼ばれているのです。

ラウンドとは異なり、くり返したくさんのゴルファーによって使用されるため耐久性に優れているのが特徴です。

打感もラウンドボールとは異なり、飛距離に違いがでるのも特徴のひとつです。

では、レンジボールとコースボールの具体的な違いを見ていきましょう。

2 レンジボールとコースボールの違い

2-1 そもそもの構造が異なる

コースボールは大2〜5ピースといったいくつもの層が重なってできているのに対し、レンジボールは単一構造の1ピースや2ピースになっているのが主流。

そもそも「ピース」とは層構造のことで、例えば「2ピース」だと一層のラバーコアと一番外側のカバーのことを意味します。

1ピースや2ピースなどの単一構造であるほど打感は柔らかく反発が少なくなる特徴を持っているのです。

またレンジボールには、フローティングボールと呼ばれる水面に浮くボールもあります。

打ちっ放しで池に向かって打つタイプの場所がありますが、そういった場所ではこフローティングボールが使用されているのです。

2-2 スピン数と飛距離が異なる

前述した通り、1ピースや2ピース構造のレンジボールで打つと柔らかい打感で反発力が少なくなります。

そのため打った瞬間の初速もあまり出ずに飛んで行くので、結果的にコースボールで打った時よりも大体10〜15%ほど飛距離が少なくなるのです。

なぜ飛ばないレンジボールが練習場で採用されているのかというと、飛びすぎて場外に出ないようにするためとも言われています。

また飛距離と同じくスピン量(回転数)もコースボールと大きく異なり、レンジボールで打つとスピン量がかなり多くなる傾向にあります。

これもボールのピース数が少ないことによる影響で、コースボールのスピン系のボールよりもスピンがかかりやすいんだとか。

ラウンドではボールが上がりすぎるのに、練習でなかなかボールが上がらないのもレンジボール(1,2ピースボール)の特徴がその理由。

練習時になかなかボールが上がらなく悩むゴルファーはレンジボールを使用していることが理由であることが多いため、あまり気にしない方が良いかもしれません。

2-3 コストと耐久性の違い

最後に注目したい違いは、コストと耐久性について。

一般的にボールは、ピース数が多いほど生産コストは上がり値段も高額になりがちです。

つまり単一ピースや2ピース構造のレンジボールは比較的生産コストもかからず、低価格であるという特徴があります。

レンジボールだけでなく、コースボールの中にも1箱2千円程度やそれ以下のボールが販売されているものもありますが、そういったボールもピース数が少ないことが多いのです。

さらにレンジボールは比較的傷つきにくく耐久性に優れていると言われています。

毎日使用していても衝撃や経年劣化に耐えられるのは、ピース数が少ないレンジボールの特徴と言えるでしょう。

3 ボールの違いをしっかりと理解しておくことが重要

前述した通り、打ちっ放しに行った際に覚えておきたいのが以下の2点。

  • レンジボールはコースボールよりも10〜15%ほど飛距離が下がる
  • レンジボール で打つと弾道が低く飛んで行く(無理に上げようとしない)

ウェッジなどではあまり問題ありませんが、ドライバーやアイアンなどのショットでは飛距離の差が大きく出る場合もあります。

こういった違いをしっかりと把握しておくことがとても重要です。

またボールを無理やり上げようとするとスイングを崩す原因にもなるので注意が必要。

近年ではコースボールの進化が止まることを知らず、更にコースボールとレンジボールの違いが大きくなっていくと予想されます。

しっかりとこの違いを把握しつつ、自分のクラブ別の飛距離(コースボールでの)を身につけておくことが大切。

10%の誤差と自分のクラブごとの飛距離がしっかりと分かっていれば、自分のその日のスイングの調子がわかり、実のある練習に取り組むことができるはずです。

ゴルフシミュレーターでは…

ゴルフシミュレーターを利用できる施設の多くでは、ラウンドボール・レンジボール好きなボールを持ち込んで使用できるところがほとんど。

自身にあったボールを選択し、より実践に近い形で練習することができます。

まだゴルフシミュレーターを経験したことない方はぜひ一度体験してみてください!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

レンジボールとコースボールの違いを知らなかった方はなぜ打ちっ放しで飛距離が出ないか、そしてボールが上がりにくいのかご理解いただけたのではないでしょうか。

しかし実践と同じ練習がしたいからといって、多くの練習場ではコースボールを使用してはいけません。

レンジボールの特徴をしっかりと把握して、もっとスキルアップを目指していきましょう!

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