インパクトの時どこ見てる? ボールの見方を変えてミスショットを改善!
皆さんはアドレスの時、ボールのどの辺りを見ていますか?
数年前に放映されたテレビ番組で石川遼プロは「ボールを見ない。シャフトの中間辺りを見ているから、ボールはぼんやりとしか見ていない」といった発言をしています。
ゴルフを始めたばかりの頃は「ボールをよく見て打て」とアドバイスしてもらった経験があるかも知れません。
実際にアドレスで構えた時からインパクトの瞬間(もしくはインパクト後)までボールを見ることがスイングの基本と言われています。
そしてこのボールの見方を意識することは、スイング自体やミスショットを修正出来ると言われているほど重要な要素なのです。
今回、ボールの見方の種類やどういうボールの見方が適切かなどについてご紹介します。
1ボールをしっかりとらえるメリットについて
そもそもしっかりボールを見ることは、効率よく力をボールに伝えることができるというメリットが挙げられます。
視点がしっかり定まった状態とは頭の位置を固定されている状態を指し、頭の位置を固定していることでインパクト時に頭をボールよりも後方に残すことができるのです。
スイング中に速くクラブを振ることや上手い体重移動に対して強く意識が働くと、理想的なタイミングで身体が左に動かすことができず、手も左に出てクラブフェースが開いてしまいます。
その結果、スライスになってしまいボールに力も伝わらず飛距離を稼ぐことが出来なくなってしまいます。
視点を定めることで、これらを抑えることが出来るのです。
2 ボールのとらえ方について
ボールの捉え方と言っても、いくつかのパターンがあり、大きく以下2つに大分されます。
- ボール全体を見る方法
- ボールのどこか一部を見る方法
上記2つの見方のどちらが正しいのか、と疑問を持たれるかもしれません。
結論として、ご自身にあった見方で構いません。ご自身のスイング等の特徴などを踏まえ、どちらの見方が良いかをご判断ください。
2-1 ボール全体を見る方法
「ボール全体を見る方法」が合っている方はスイング全体がスムーズかつ滑らか動きをする、いわゆるスインガータイプに向いています。
「ボールを見る」と言え見ることに集中することで、スイングのリズムやテンポが狂ってしまいミスショットを起こしてしまう事も。
こういった方は集中してボールを見るのではなく、漠然とボールを見るようにしましょう。
ボールを打つという意識ではなく「クラブヘッドの軌道途中にボールがある」という意識を持つことで、より自然にクラブを振れます。
2-2 ボールのどこか一部を見る方法
「ボールのどこか一部を見る方法」はインパクトにタイミングに合せてクラブヘッドを加速させて打つ、いわゆるヒッタータイプに向いています。
漠然とボールの一部を見るとは言え、ボールの上あたりを見ていることが多いと言われています。
つまりクラブがインパクトする場所もボールの上あたりになり、結果としてトップになってしまうケースが増えるのです。
例えばゴルフボールの大きさが実物以上に大きかった場合、そのボールのどこを見ますか?
クラブフェースが当たるボールの右側辺りを見ることになりませんか?
右側辺りを見ることで、叩きつけるようなスイングではなく払い打つようなスイングとなります。
前述のトップやそれを防ごうと意識しダフりが出てしまう方は、ボールの見方に原因があるかもしれません。
見方を変えることでスイング軌道が改善するケースがあるので、意識してみてください。
3 アドレスやインパクトの時はとらえ方をかえる?
アドレスで構えた際とインパクトの際に、ボールの見方を変えた方がいいのか?と言う疑問をお持ちの方。
これは原則、変えないで良いでしょう。
「漠然と見る」「ボールの右側を見る」と前述した2つの方法に関して、アドレス時およびインパクト時において、見方を変える必要はありません。
4 ゴルフシミュレーターを活用したボールの捉えかたの練習
ボールの捉え方の練習をゴルフゾンのゴルフシミュレーターで行うことが出来ます。
具体的な目線までチェックすることは出来ませんが、頭の位置がどのようになっているかの確認を行えます。
シミュレーター本体に設置されたカメラでスイングを動画として撮影することが可能です。
この機能によって、バックスイングからインパクトそしてフォロースイングに掛けて、頭がどのように動いているかの確認を行うことで、適切なボールの捉え方が出来ているかについてもチェック出来るので、ぜひご活用ください。
まとめ
ボールの見方は、今まであまり意識したことが無いかもしれません。
ただ、ボールの見方でスイングを大きく変える重要な要素です。
ご自身のスイングや悩んでいるミスショットによって、見方を変えることで改善が期待出来ます。
ぜひ、記載内容を試してみてください。